小川先生の図書館研修!

小川先生のお仕事紹介!今回はヴィアックス指定管理館、市川市市川駅南口図書館(以下「えきなん(愛称)」)での手話研修に同行してきました。

えきなんはとてもきれいな図書館

えきなんは平成21年に開館したばかりのきれいな図書館です。公式Facebookページもあり、ほとんど毎日その日にちなんだ展示を投稿・更新しています。

先生!館内での撮影はご遠慮ください!

といってもこの日は休館日なのでご愛嬌を(私も撮影しているし。)

はてなにを撮ってるんでしょうか?

小川先生が研修の時間を計っていたタイマー(振動式)と同じものだった。

 

席を管理しているタイマーは振動式を採用していました。時間になったとき、ピーピー鳴っていたんじゃ迷惑になっちゃいますからね。

小川先生は耳が聞こえにくいので鳴ってもわかりません。それで時間が来ると振動してお知らせしてくれるタイマーを使っているんですね。

それと全く同じものがこちらえきなんで使われていました。

 

写真:@viaxLSより(Twitter)

小川先生研修前に準備体操

手話研修は普通の研修と違って「身振り・手話」が大きく占めます。当然座ってるわけもいかず、解りやすく体を大きく動かしますので先生非常に体力を使います。

たのしく研修を受けてもらうためにも張り切っていきます!

館長さんから紹介を受けて研修に入る小川先生

実は今回の研修は初めてではなく、何度か来館していました。まずはお約束の「手話研修は覚えて忘れての繰り返し」という手話で掴んで研修に入ります。

今回は生徒となるスタッフも小川先生を真似て手が動きます。

ちょうど挨拶の手話をしていますね。先生を真似てたくさんのスタッフが手話で挨拶をする光景はなんだか感動的でもありました。全ての手話の始まりは挨拶からです。

「こんにちは」と手話で話しかけるだけで、気持ちは全然違うんじゃないでしょうか。

障害者手帳を見せる小川先生 -小川先生の話抜粋-

国内の聴覚障害者数。平成18年の厚労省の実態調査では、身障者手帳を持つ聴覚障害者はおおざっぱに言って約30万人です。

この身体障害者手帳は、主に70dB以上の高度難聴を持つ方に交付されます。極端な話、69dBの聴覚障害でも、国からの支援はほとんどありません。

高齢になると程度の差はあれ、多くの方は聴覚も低下してきます。

ですが軽度、中等度の難聴者でも、生活のいろんな場面で聞こえにくくて困っているのです。一説には1,940万人というデータもあります。それなのに公的には、必要な支援がほとんど受けられない、おかしな状況です。

図書館を利用する中にも、外見からはわかりませんが、そういう方が多数いることに、気づいてほしいです。

 

聴覚障害者の状況はまちまちです。

聴力もひとりひとり違います。補聴器や人工内耳の効果があって、1対1なら会話ができるという人もいます。ですが補聴器を使って何度聞いても聞き取れない、という人もいます。

補聴器以外のコミュニケーション方法もまちまちです。オガワみたいな手話のできる人、声を出せる人ばかりではありません。手話を知らず、筆談が必要な人、逆に手話でないとわからない人と真逆のケースもあります。

特に対応に気をつけたいのは、「聞こえない人」として扱われたくない、という方です。高齢者に多いのですが、ずっと聞こえる人の側の社会にいたので、聞こえない自分を受け入れられず、善意で筆談しようとしても怒られる場合だってあります。特に工夫が必要なところです。

 

図書館の側がクリアしなければならない壁があります。聞こえなくてコミュニケーションできないのを、利用者の責任にしていたら、利用者はイヤになって来なくなってしまいます。利用者の側の視点で見ると、コミュニケーションできない図書館の方が壁なのです。解決には、皆さんの気づきが必要です。皆さんには普段使っていない、コミュニケーションの能力が備わっています。オガワはそれを限られた時間ですが、最大限引き出したいと思っています。楽しくめいっぱいやりましょう!

 

耳が聞こえにくくても、聞こえなくても利用者は利用者。

聴覚に障害があっても、健聴者と同じ利用者ですね。障害を持つことでサービスに差が出てしまってはいけません。手話というコミュニケーション手段があるので、完璧に手話で話せなくても簡単なやりとりができるだけで受け取る印象は違うと思います。逆に手話を教えてもらったりとコミュニケーションがうまれるのではないでしょうか。

お疲れ様でした!

本日も手応えありました!始まる前とは皆さんの表情が違います。

身ぶりでのコミュニケーションを促すと、皆さん、それぞれ見かけからでは思いもよらない表現力を持っているので、オガワもいつも新鮮な驚きや発見があります!すごく楽しい、やりがいを感じる場面です。今後も今日の気づきや発見を大切に、利用者の皆さんに対応してほしいなと思います。楽しい時間をありがとうございました!

 

手話研修は本日2講演

本気(マジ)ですか先生!これといって休憩もせずさっそうと電車に乗り込んで次の図書館へ研修へ行きました。

私はつかれたのと別の仕事でここでお別れしました。

ほんとまだまだ元気な先生です。今回の研修記録はここまで!またなにか同行できるとき取り上げたいと思います。

奥で小川先生研修の準備

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